壊すより蘇す
今年の夏は稀にみる暑さですね~いつもならお盆が過ぎると何となく秋らしい風が吹いて来るのですが、どうして9月に入っても猛暑ですよ!!
お盆には毎年の様に墓参りや同級会に参加するために岩手に帰省して居ました、今年は仕事もありましたが何となく過ごした夏休みでした。
同級会も私の帰省に合わせてくれての開催でした、今年は私が来ないので中止にしたそうです、50回近く続いていた同級会、皆には申し訳なく思っております、最近少し意欲が無くなってきたな~と感じて来ましたね~
何せ、もう少しでで傘寿ですから!!
昭和38年3月28日に集団就職列車に揺られ、平塚駅に下りてから皆さんのお世話になって62年間・・・そして独立(阿部建業)してから今年で満55年が経ちました、半世紀に渡り皆さんのお世話になり感謝・感謝です・・その間に住宅事情は大変貌です、昔は「どんな家でも良いから自分の家を持ちたい」と思っている方が殆どでした、それに応えて職人さんがお手伝いをして来たのです、今は家が欲しくても国の政策(脱炭素・省エネなど)に翻弄され家の価格も高騰し、普通の家が欲しい人には手が届きません。
また工事する人も1~2年の経験しただけの組立て屋(作業員)さん達です。
日本の文化を背負ってきた本物の職人さんが必要が無くなる、侘しいですね。
この様な言葉を口にする事態が古い人間でしょう・・良いんです、古くて!
私はこの様な時代が来ると思い2年前から別会社「リベ湘南」を設立し「技術と道具と誇り」を持ってヤル気のある職人さんと共に普通の家造りと古民家蘇生「壊すより蘇す」仕事を手掛け、今後広めていきたいと思います。
創業55年そして「おやじの寝言」の他愛のない話にお付き合い頂いた期間も 120回(11年)・これを節目として筆を置かせていただきたいと思います。
今後は「温故知新」を心に持つ職人仲間達とリノベーション工事(増改築)と誰にも親しまれる普通の家造りに励んでいきます。
慣れ親しんだ想いの籠った家の増改築や日本文化の普通の家造りをとお考えの方は(株)阿部建業とリベ湘南にも声を掛けていただければと思います。
それでは皆様方が末永く御健勝で居られますようにお祈りいたして居ります
令和7年9月吉日
あべの親父こと 阿部利昭
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